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ぎっくり腰の鍼灸治療法

ぎっくり腰の鍼灸治療法


今年も後わずか、

師走に入りなにかと忙しいこの頃、

忙しさと急激な寒さ(温度変化)の為か、

ギックリ腰の患者さんが増えてきております。


以前私のブログに書きましたが、

今回はギックリ腰の治療法について記載します。


back[1]

一口にギックリ腰と言ってもかなり曖昧で、

別に腰がギクッと鳴ったからギックリ腰と言うわけでも無く、

とにかく突然急激に来た腰痛(急性、突発性腰痛)を称して、

ギックリ腰とよんでいる訳です。


ですから筋.筋膜性腰痛症などの比較的簡単な症状から、

腰椎捻挫、腰椎椎間関節症、腰椎椎間板ヘルニア、座骨神経痛、

腰椎脊椎間狭窄症、脊椎分離症、脊椎すべり症、

腰椎圧迫骨折、脊椎腫瘍、内臓疾患からの腰痛症など、

内容によってはかなり難しい症状もあるわけです。


私もまだかけだしの頃は、

ギックリ腰(筋.筋膜性腰痛など)は簡単と、

天狗になってた時期がありましたが、

あそこの鍼灸院は、

ギックリ腰が一発で治ると評判が立つにつれ、

だんだんと腰痛の猛者が来るようになるわけです。


以前に椎間板ヘルニアの手術をして、

今回ギックリ腰で来院する者など、

今までになんだかの腰に対して既病歴のある患者さんが、

接骨院の電気治療やマッサージ、

整形外科の痛み止めの処方薬やブロック注射などと、

大概の方はこれらの治療を受けてから来院するわけです。


gikkuri_01[1]

ではどのようにしてこの様なギックリ腰(ギックリ腰初めての患者さんや既病歴のある患者さん)を、
治療すればよいのか?



私の場合、

まずは脈診腹診をして証を立てて、

仰向けの姿勢で手足、腹部のツボに鍼を打ち、

脈を整えバランスを取ります。


※ 寸3の1番鍼を使用


次にうつ伏せにして腰痛部位の確認して、

下肢の下腿、膝裏の膀胱経のツボに鍼を刺し、

腰部の緊張を取ります。


続いて腰背部の膀胱経のツボ(緊張部位)に鍼(散鍼程度)を刺します。


これらの行程を経てから、

患部の腰痛部位に鍼を刺して行きます。


その時腰痛部位をしつこいくらいに何度も確認しながら行います。


※ 私の場合鍼は単刺術(鍼を一本一本刺しては抜く方法)で置鍼はしません。

また腰痛患部のツボに鍼を刺入する時は、

その症状や体質によっての痛みのある深さまで刺入(場合によっては3寸程の長鍼)する事もあります。


鍼治療後、

患者さんに体を動かしてもらい、

痛みの残る部位があればそこに施灸(半米粒大)致します。



私の鍼灸治療では、

この様な行程で治療致しますが、

鍼灸治療をしないでマッサージ(脈診をしないで)での治療の場合は、

まずは腰部の硬さや緊張を診る程度で、

いきなり患部をほぐそうとしないことです。



腰痛患部は痛みで、

かなら硬く緊張しておりますので、

ほぐそうと頑張っても簡単にほぐれず、

また痛みがひどい症状の場合、

まともに触る事すら出来ません。


このような場合、

患者さんを仰向けの楽な状態で寝かせ、

先ずは遠隔的に手足の腰の緊張を取るツボを使います。


手のツボでは、

曲池、手三里、合谷、内関、手の腰痛点などの圧痛のある反応点のツボを取り、

これらを痛気持ち良い程度に按圧して揉みほぐします。


次に足のツボでは、

足三里、外丘、血海、中都、三陰交、太衝、

などの下肢の圧痛のある反応点のツボを取り、

これらを痛気持ち良い程度に按圧して揉みほぐします。

※ この時足底のツボに反応点がある場合、

これらを一緒に揉みほぐしても構いません。


次に腹部をゆっくりと、

内臓の位置を確認しながら按圧してみます。


これは腰痛の原因が、

内臓疾患からきている場合もあり得ますので、

必ず確認の必要があります。


※ 単なる腰痛と思いきや、

腹診をしてみたらお腹に変なしこりがあり、

検査してみたら癌の末期症なんて事もありますので、

要注意です。


これが終わりましたら、

患者さんをゆっくりと本人の成れる方向から、

うつ伏せの状態になってもらいます。


この状態で下肢にある足の膀胱経のツボ、

昆ロン、承山、下委中、いん門、胞こう、

などの下肢裏の反応点ツボを取り、

これらを痛気持ち良い程度に按圧して揉みほぐします。


腰背部に移り、

背中の肩甲骨内側から第5腰椎辺りまで、

膀胱経一行線、二行線、督脈(脊椎上)のツボを上から下に向かって取り、

これらを痛気持ち良い程度に按圧して揉みほぐします。


この時腰部のどの辺りに痛みや緊張があるか、

確認しながら揉みほぐしていくと良いでしょう。


これらの行程が終わったら患者さんに少し動いてもらい、

現在どの辺りがまだ痛むのか再度確認して、

そこにペンなどがあれば印を付け、

ここで初めて痛みのある患部のツボを揉みほぐしていきます。

最初は痛気持ち良い程度で揉みほぐし、

そこにシコリなど硬く感じられるものがあれば、

焦らずに揉みほぐす事が大事です。


その時も必ず患者さんの痛みの状態を、

確認しながらおこなう事が大事です。


患部を揉みほぐす時間は約10~15分程度で、

完全にほぐれれば良いのですが、

頑固なギックリ腰の場合簡単にはいかず、

ある程度緊張が取れたり、

シコリが柔らかくなった程度でも、

充分痛みは軽減出来、

かなりの効果が挙げられます。


この行程をおさらい致しますと、

腰背部の緊張を確認して仰向けで手足のツボをほぐすのに約10分~15分、

腹部の状態を診るのに約5分、

うつ伏せにして下肢裏のツボをほぐすのに約5~10分、

肩甲骨から腰背部のツボを上から下へと、

患部を確認しながら按圧すのに約10分、

確認して見つけた患部のツボを揉みほぐすのに約10~15分、

これらの全行程に要する合計の時間が、

約40~60分かかります。


治療が終わった時点で治療効果を持続させたり、

まだ患部に痛みが残っている場合、

痛みのある患部に10円玉やエレキバンを、

下肢裏の承山のツボに1円玉やエレキバンの磁石を、

テープをはがして裏返しにしたものを、

貼り付けるとよいでしょう。


またシップの場合患部に冷シップ、

下肢裏の承山のツボに温シップを貼るとよいでしょう。


これは電位差や温度差を作る事によって、

血流の循環を促進させる効果があります。


※ ギックリ腰にはよく初期状態は冷やし、

回復時には温めるといいますが、


最近の臨床例では、

痛みが緩和するならどちらでも構わず、

私も気持ち良く感じるほうを選択させ、

事実その方が効果があがっております。


以上の事からギックリ腰の患者さんにこの手順で治療すれば、

上手くいけば1~2回で、

また難しい症状でも数回~数十回、

根気良く繰り返し治療すれば、

治癒及び良い方向に向かっていきます。



この方法はあくまで私が今までの臨床経験で培ったノウハウなので、

興味があれば一度試してみて下さい。


将棋や囲碁のように理詰めの攻め方で、

まるでパズルを紐解くような治療法ですが、

何度も確認しながら正確にツボを取っていく、

治癒確率が高い方法といえます。


よくギックリ腰の時は安静が一番と言いますが、

この様な行程で治療すれば、

どんどん攻めていっても大丈夫です。(無理なドーゼオーバーをしない限り)


私の拙い臨床経験ですがこの文章を読んで、

治療に少しでも役立てれば幸いの事と思いますm(_ _)m


写真Ⅰ
ファイル2365[1]

脊椎狭窄症のギックリ腰での患者さんの治療風景

この患者さん(48才男性)の場合2回程で完治しました。


写真Ⅱ
ファイル2366[1]

椎間板ヘルニアのギックリ腰での治療風景

この患者さん(44才男性)の場合2週間程で完治しました。


写真Ⅲ
ファイル2367[1]

以前に圧迫骨折を2回経験あるギックリ腰の治療風景

この患者さん(75才女性)の場合4週間程で完治しました。




  .∧
  (^_^`;)腰痛い
.∧∧∪∪)
(+_+;)⌒⌒⊃
∥ ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄∥


    ∧
   (^е^〃)ドコ?ココ
  ∧∧∪∪ )
(//ω//)⌒⌒⊃
∥ ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄∥





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※但し急患、往診、時間外診療、
受け付けております。

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診療受付致します。

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鈴木 秀寿

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